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ぶらり古都巡り 奈良・京都  名所+食べ歩き

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・沙羅双樹の咲く寺 東林院
JUGEMテーマ:旅行



先日、新聞を見ていたら、なにやら沙羅双樹が見られるお寺が京都にあるというので、早速、友達と行ってきました。

沙羅双樹は仏教的な花で、釈迦が永遠の眠りに入るときも、そばで咲いていた花だそうです。
有名な平家物語の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」の一節に出てくる、あのお花です。

しかしながら、本当の沙羅双樹は日本では生息せず、本場インドと日本の沙羅双樹は全く別の種類のものであるとか・・。

「諸行無常」を感じ入るべく、行ってきました。東林院。
京都駅から市バスに乗って40分あまり。妙心寺というお寺のなかにあります。


        妙心寺内 睡蓮の咲き誇る池。大きな鳥もいた。
 
この妙心寺がやたら広いお寺で、東林院にたどり着くまですこし迷いました。
なにせ、妙心寺にはいくつものお寺があり、しかも敷地が広く、歩いていても、自転車やら車が普通の道路を通り過ぎて走って行くんです。
なんだかお寺の境内というより、市民の通り道って感じで、歩いているときはちょっと怖かったです。

なんとか東林院にたどり着いたら、まず入り口で抹茶と和菓子つきの鑑賞券を買います。ひとり1580円なり。受付の脇には美しく咲き誇るアジサイたち。う〜ん、いかにも風情があります。



院内にはいると、まず、名前を呼ばれて、お茶とお菓子が出てきます。このお菓子がすごく綺麗でした。なんでも沙羅双樹の花をかたどったお菓子で、中は黄色いあんこが、そとは白いあんこ?で花びらを模し、花の脇には葉を模した緑の和三盆のようなものが。


 
お茶とお菓子を頂いた後は、先に沙羅双樹のお庭を眺めて座っている方たちが、お坊さんの説法を聞き終わるまで、ひたすら待つこと20分あまり。結構お話長かったです。なんでもいつも30分ぐらいは話されるとか。

ようやく先の説法が終わったと思ったら、次の説法までさらに2、30分時間があります。その間、みな、思い思いに庭を眺めて語らいあいます。

それにしても、まだ説法始まらないの? と思っていたら、ようやく説法が。
さっきはかなり話が長かったのに、私たちのときは結構手短でした。

しかも、お坊さん、先に聞いてる人もいると配慮してくださったのか、さっきと全く同じではなく、なぜか、いま流行のあの軍隊式ダイエットのビリーの話までなさいました。

なんでも、最近肥満気味で、ビリーを師と仰いで、毎日運動に励まれているとか。
ビリーがまるで自分の心の中を見透かしたように、疲れたころに、「疲れただろうけど、がんばるんだぜ〜」みたいなことを言うってことで、笑いをとっておられました。

私が印象深かったお話は、こちらのお庭に300年咲いていた沙羅双樹の木が、昨年完全に枯れてしまったんですが、その木の姿こそが、まさに無常をあらわしている、と言うお話でした。常に同じものは何ひとつとしてない。全ては移り変わって行くということです。


         枯れてしまった大きな沙羅双樹の根元 

釈迦が亡くなるとき、弟子たちに、「世の中のもの全てが生まれると死んで行くのが定め。私一人どうしてその定めから逃れることなど出来ようか。私の死を悲しんではいけない。むしろ悲しむべきことは、限りある今を、精一杯に生きようとしないことである」とい言ったという話も、とても心に響きました。

この釈迦の教えを自ら体現するかのように、沙羅双樹の花は朝に咲くと夕方には散る。今すべきことを明日に延ばすのではなく、いま、ここで、行うことが大切なのだと。

これらの教えは、心に沁みると同時に、自分のいまの生き方が果たしてこれでよいのだろうか、死ぬときに「これで良かった」と思えるような悔いなき人生を自分が果たして歩めているんだろうか、と考えさせられるものでした。

いつも思うことですが、西洋の思想に比べて、仏教思想というのは実に深くて、考えさせられることが多いです。私は神や仏を信じてはいませんが、しかし、先人たちの教えは、人間の深奥に迫るものがあると思います。

ところで沙羅「双樹」というからには、根元の幹が二本に分かれているものをそう呼ぶらしいです。
だったら、分かれていないものは、唯の沙羅の木と呼ぶんでしょうか? 
沙羅の木は学識名は「夏椿」だそうです。
 
枯れてしまった沙羅双樹の脇には、きちんと二代目沙羅双樹になるであろう、二つに分かれた幼い木がすくすくと育っておりました。

一年に行事のある時しか入ることの出来ないこちらのお寺。
おいしい和菓子と、美しく散った花びらと、ありがたい説法を聞いて、人生を考えさせられる。そんな2時間でした。

しかしながら、鑑賞期間が6月12日から30日までと限られているので、人が多いうえ、説法を聞いていても、後ろから和菓子を運んでくるお坊さんたちの「××様〜」という声がしきりに聞こえるので、落ち着いて説法を聞いて、花を観賞したい方には向かないかもしれませんにのでその点だけ気をつけて下さい。

 参考HP 
Posted by chappy
ぶらり 京都編 / 10:54 / comments(0) / -
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